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 避暑目的の長期滞在は北海道「ちょっと暮らし」施設で、避寒目的の長期滞在はや沖縄のマンスリーマンション等で、ロングステイヤーに知られています。
それでは信州発の長期滞在宿泊施設をご存知でしょうか。現在、5件の旅館や山荘が長期滞在者を受け入れています。この事業は志賀高原の麓にある湯田中温泉街の旅館の空き部屋活用から始まりました。

 2007年からホームページに情報が掲載されています。5施設の長期滞在料金や受入に関する情報はサイト「長期滞在,com-宿泊施設」から入り、「地図から宿を選ぶ」をクリックして得ることができます。
 小生は、2017年3月に家内とともに素泊長期滞在専門を掲げる丁子屋(ちょうじや)旅館の和室に1週間滞在しました。館内に小さな自炊室、電気製品、什器備品、室内には冷蔵庫が備わっています。1階に24時間男女交代で入れる天然温泉があります。一般的な食事付旅館を素泊長期滞在用施設に変換したものです。南向き10畳和室の1週間の料金は3.3万円、1ヶ月9.9万円です。保証金、水光熱費や後払い金等は不要です。一室4名までの料金なので、家族滞在が可能です。建物や室内は新しくありませんが、一定の清潔感があり、ロングステイができる旅館です。ほどよい女将さんのおもてなしに温もりを感じました。リーズナブルなウィークリー・マンスリールームの旅館版です。
 小生が滞在した時に、シニア夫妻の月滞在者が3組いました。また、子供を連れた家族滞在者1組と出会いました。積雪期の長期滞在者の主な目的は志賀高原でのスキーです。スキー目的のリピーターのロングステイヤーがいることを再認識しました。
小生は、毎日温泉に入り、5件の施設を見て回ったり、長期滞在者の話をうかがったりしました。一日だけ家内と別行動をとり、家内は小布施方面に電車で出かけて観光、小生は1組のシニア夫妻と奥志賀でスキーを楽しみました。朝食と夕食は部屋と自炊室の往復をして、部屋で食事をとります。車で10分走れば大型スーパーがあり買い物できます。温泉は交流や情報収集の場となっています。
スキー滞在のシニア夫妻は多くのスキー場がある志賀高原に毎日のように出かけ、1~2ヶ月間スキーを楽しむそうです。スキーのシーズン券の購入費用はかかりますが、余暇を利用し、スキー三昧の日々を過ごしています。避寒目的で温かい沖縄や国に行き、ゴルフを楽しむようなものです。夢中になれるものがあることはいいことだと思いました。通信機器として、ノートパソコンやタブレット、スマホを利用していました。
海外ロングステイと国内ロングステイに共通していることは、室内は自宅のように日常生活、外に出れば新鮮さを味わうことができる非日常世界ということではないでしょうか。
長野県志賀高原の麓に位置する山ノ内町は、避暑地として人気のある釧路や積雪期に外国人にも人気の倶知安やニセコと共通する気候的要素がみられます。秋の紅葉、温泉保養等々、長期滞在の拠点としての魅力があります。車で1時間の範囲に豊富な観光資源があり、四季折々の信州を楽しめる環境にあります。山歩き、写真、絵画、原稿作り、読書、祭、グルメ…等々趣味の拠点としても、「長期滞在,com-宿泊施設」に掲載された5件の長期滞在施設はロングステイの受け皿となるように思いました。
丁子屋旅館の場合、積雪期、5月の連休、夏休み、紅葉の時期は、比較的稼働率が高いく、1月2月は常連客を優先しているようです。
国内ロングステイの普及の視点から、ここで紹介したような手頃感のある長期滞在施設の拡大を期待したいところです。

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