財団法人ロングステイ財団
会長からのご挨拶
1964年の「海外旅行の自由化」により海外旅行は自由時間活動としても一般的に定着し、衣食住と並んで生活の一部になってきましたが、現在では海外の一地域に比較的長期に滞在し、現地での生活を通して異文化に触れ、人々との交流やさまざまな活動を行い、延いては現地社会への何らかの貢献をする滞在型の旅に興味が集まっています。私たちは、このような移住や永住ではなく単なる旅でもない、長期海外滞在型余暇を「ロングステイ」と名づけ、普及・啓発に力を入れて参りました。ロングステイ人口は年々増加しており、団塊世代の退職も相俟って、ロングステイが特にリタイア後のライフスタイルの選択肢の一つとして定着してきていると考えられます。
この間、日本は先進工業国として発展し経済大国と言われるまでになりましたが、真の一流国と言われるには経済だけでは十分ではなく、世界から真に理解され、尊敬されることが必要であり、そのためには、もっと日本の文化、日本人を知ってもらい理解してもらうことが必要であると考えます。
グローバル化ということが言われ始めて久しいですが、今日はまさに世界的大交流時代となり、多くの人々が海外から日本を訪れ、日本について見聞を広げています。
多くの日本人も色々な目的を持って海外に渡航していますが、中でもロングステイには、遊ぶ、学ぶ、楽しむ、発見する、知識や技術を教える、生きがいを探求するなど、個人のライフスタイルに合わせた、ロングステイヤーの心の豊かさを実感させるさまざまな要素が含まれています。また、外国の人々との触れ合いにおいて、外国の文化を知ることにより視野の拡がりを得られるとともに、日本が誇れる文化、歴史や自然などについて話し、教える絶好の機会であり、逆に日本人が日本の素晴らしさを再認識するまたとない機会でもあります。
このような国際間の双方向の交流は、まさに相互の理解を深めることであり、それぞれの人々が世界平和、国際親善に寄与できると言っても過言ではありません。
これらの観点から、私たちはさらに多くの方々にロングステイを実践していただくことを望むとともに、調査・研究を始めとする各種事業を通してロングステイ環境の整備を進め、皆様が安全で健康で楽しくそして有意義にそれぞれのロングステイの目的を達成できますよう活動して参りますので、今後ともご支援のほどをお願い申し上げます。
