ウィーンは全世界に放映されるニューイヤー・コンサートで新年を迎えます。
外は雪景色。しかし、室内ではほとんど毎晩のようにコンサート、オペラ、オペレッタまた様々な会場で舞踏会が開催されています。ニューイヤー・コンサートでおなじみのワルツの王ヨハン・シュトラウスも彼の兄弟たちも実は父親の勧めで現在の工科大学で当時勉学に励んでいたのです。この国立工科大学は今年創立200年を迎え、1月29日にウィーンの王宮で、ヨハン・シュトラウス時代を思わせるかのようにワルツにのって盛大な舞踏会が開催されました。全世界からトップクラスがやってくるオペラ座の舞踏会をはじめ、仮面舞踏会、職業別舞踏会など、寒い冬でも身も心も温かく包まれ、朝方まで踊り明かします。まるでシンデレラ姫になった気分で、冬の夜を舞踏会でエンジョイしてみませんか。
ウィーン滞在中イブニングドレスもタキシードももっていないという人には貸衣装がありますのでご安心を！

(左上)国立工科大学学生デビュタント、(右上)ワルツで触れ合う教授や学生達、(左下)ロージェでワインを片手に、(右下)工科大学コーラスグループも出場

ダンスは苦手、コンサートもオペラも舞踏会もあまり音楽は好まないわという人にお勧めいたしたいのが、オーストリア各地に点在するThermalquelle(温泉)です。外気温にかかわらず一日中温泉で楽しめます。でも日本の温泉とは過ごし方など少し違います。それは男女、家族が一緒に楽しめるということ。水着着用の温水プールの感じです。
しかし、特にリュウマチなどには効果抜群ということで年齢にかかわらず家族ぐるみやご老人から若者などで賑わっています。また、設備はビューティーファーム、マッサージ、サウナ、スポーツジム、託児所があり充実しています。さらに、温泉地の近隣など自然アクティビティーや観光もエンジョイできます。
温水プールの傍では1日中、ワインを片手におしゃべりに、また読書や編み物、チェスやトランプ遊びなど楽しんでいる人たちがいます。当然ながらバスローブやバスタオルなどはホテル並のサービスで、レストランなどでは国際色豊かな雰囲気を十分味わえます。あなたもウィーンの冬を満喫してみませんか。

(左上)真冬も野外プールは人気の的、(右上)夕暮れの夕陽を眺めながら水泳、(左下)室内温泉プール、(右下)室内子供用プール