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 先月中旬 エストニアの首都タリンに行く機会がありました。私にとって初めてのバルト3国訪問でしたので、ロングステイの可能性を模索する旅でもありましたの少しご紹介したいと思います。
 エストニアは共和国制国家でEUやNATOの加盟国でもあり、通貨はユーロ,人口134万で首都がタリンという中世の都市で、国土は日本の九州の1.2倍ほどの広さです。国連の分類では北ヨーロッパの国という位置づけで,フィンランド湾に面しフィンランドと共に湾を挟んだ位置関係になっており、東側がロシアです。
フィンランドの首都ヘルシンキまではフェリーで2時間ほど、プロペラ機を使えば40分ほどで85キロの移動ができます。
 また、ロシアの古都サンクトペテルブルグ(元のレニングラート)までもジェット機で40分ほどの近さです。特に対岸のヘルシンキは日帰りが可能で人々の往来も活発です。
 エストニアは自由度ランキングの上位国でもあり、公用語はエストニア語ですが複数の言語を話す人も多く、英語も普通に通じます。おとぎの国のようなところですが実はIT立国でもあり、海外のIT企業の進出も盛んな都市でもあります。


 エストニアは13世紀以降デンマーク・ドイツ騎士団・スウエーデン・ロシア帝国などの支配を経て、第1次世界大戦後1918年にロシア帝国から独立し、第2次世界第戦中1940年にソビエト連邦が占領し、その後ナチス・ドイツ下、再びソ連が再占領するなど、周辺国家からの占領の歴史が絶えず、1991年にソ連からの独立を回復しています。その精か、ロシアや北欧・ドイツの文化の影響を少なからず受けている印象があります。南側はバルト3国のラトビアに隣接し、その南にリトアニア東側はロシアとの国境になります。
 さて、首都タリンは、旧市街が城壁で囲まれ、東西・南北約900メートルほどの広さに、タイムスリップしたような中世の町が凝縮されています。様々な博物館や見学施設、レストランやこじんまりとしたホテルなどが点在し、徒歩でゆったりと見学ができ、アート作品や気の利いた土産物屋さんなどが軒を並べ、飽きのこない味わいのある古都です。
 城壁の外側は北ヨーロッパの町並みで、路面電車や車が行きかっていますが、観光ズレしておらず、人ごみもなく、大変落ち着いた佇まいの静かな町並みです。
海外はいろいろ経験しましたが、ここに住むのもいいかなと思えるようなそんな魅力的な首都でした。
 気候的にはやはり北ヨーロッパなので、冬が長く、真冬はマイナス10℃~20℃になるようです。現地の日本人の方に伺いましたが、日本で買ったダウンジャケットでは堪えられず、現地で頑丈なダウンを購入したそうです。屋根からたれた氷柱が1メートル以上になることもあり、怖いくらいだと話してました。夏の期間は5月末から9月末ぐらいで、一番凌ぎやすく、8月の天気のいい日で最高気温が25℃前後、朝晩は少し涼しく15~16℃くらいですが、日本の夏のような湿気はなく、大変心地いい気候です。夏場は朝5時ごろ日が昇り、夜9時半頃まで明るく、寝不足に注意が必要です。
 避暑にエストニアにロングステイして、タリンを拠点にバルトの国々や北欧ロシアなどを周遊するのも、なかなかいけるロングステイかなと感じた次第です。


 さて、気になるのはステイ先と宿泊施設ですが、旧市街のホテルは大変興味がわきますが、宿泊単価は1ルーム一泊@10000~@20000くらいが主流です。少し安めのホステルもありますがそれでも1ルーム一泊@6500~くらいは必要です。エストニア全体ではAIR bnbが普及していますので、少し街中を離れれば廉価でとまることも可能だそうです。公共の交通機関に慣れるまでレンタカーなどを活用するのも良いかと思いますが、左ハンドル右側通行なので、右左折を間違えないように気をつけねばなりません。
 現地で得た情報で南に120キロほど長距離バスで移動したところに、パルヌという都市がバルト海パルヌ湾沿いにあり、サンクトペテルブルクやヘルシンキと並び周辺国占領時代には重要拠点とされ、当時各国要人がバカンスに訪れた街のようです。現在では北欧人がこよなく愛するビーチリゾートになっており、リゾートでありながら静かな環境でゆったりと過ごせ、それでいて滞在費はタリン市内より安く上げられる所もあるそうです。詳しくはパルヌ県観光財団に問い合わせてみてください。
 お話をタリンに戻しましょう。
 現地にはエストニア滞在中の日本人の急病や事故の際、日本エマージェンシーアシスタンス(EAJ)加入者に対し医療通訳サービスを提供したり、メールやスカイプでのサービス(月額€500)、現地での同行や調査依頼(1時間€90)などを行っている日本人経営の会社もあります。(タリン市内) エストニアの場合VATが20%、人件費にかかる税金は54.6%のため、ロングステイに際しては、価格に含まれる税金分を考慮する必要があります。
 とはいえ、物価の高めの北欧に位置する国としては、自炊すれば比較的安めにコストを抑えてロングステイできる国ではあります。
 人件費の比較的安いアジアの国々に滞在する時の感覚とは異なり、英語がある程度でき、何でも自分でこなすことが好きな人にとっては、治安が良く、夏の気候のすばらしい好立地なエストニアでロングステイを考えてみるのも良いかもしれません。
 最後に エストニア(タリン)には日本国大使館もあり、3代目の日本国大使が着任しています。
(ロングステイアドバイザー:匿名)

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