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アドバイザー便り

海外での長期滞在において、多くの方が不安に感じるのが「医療」の問題です。特に持病をお持ちの方やシニア層にとって、日々の健康管理は快適な生活を送る上での生命線ともいえます。この不安を解消する鍵は、実は病院だけでなく、もっと身近な「タイの薬局」にありました。 今回、ロングステイアドバイザー協会ではバンコク都内でグループ23店舗を展開し、多くの在タイ日本人から絶大な信頼を得ている「ブレズ薬局」様へ取材の機会をいただき、現場の視点からタイの薬局の上手な活用法についてお話を伺いました。

取材を通じて明らかになった最大のメリットは、日本では医師の診断が必要な医薬品の多くが「処方箋無し」で購入できる点です。急な発熱や腹痛、アレルギー症状など、緊急を要さないものの辛い症状が出た際、日本ではまず病院の予約·診察が必要です。しかしタイでは、信頼できる薬局の薬剤師に相談の上、適切な薬を迅速に入手することが可能です。これは、時間的にも費用的にも大きなアドバンテージとなります。ブレズ薬局のご担当者は、「私たちは薬を販売するだけでなく、皆様の健康に関する最初の相談窓口でありたいと考えています」と語ります。同薬局の強みは、日本人あるいは日本語が堪能な専門家が常駐している店舗(アソーク店、ソイ33/1店)があること。言葉の壁や文化の違いを気にすることなく、「いつから、どのような症状か」「日本ではどんな薬を飲んでいたか」などを正確に伝え、最適な薬を提案してもらえます。これは、医療用語の翻訳に不安がある方にとって、何よりの安心材料でしょう。

日本との違いを知ることが、賢い薬局利用の第一歩


ただし、タイの薬局を利用する際には、日本との違いを知っておくことが重要です。例えば、日本では一般的な「総合感冒薬」はタイではほとんど見られません。タイでは症状別に薬が出されることが多く、「咳止め」「鼻水止め」など個別の薬を組み合わせるのが主流です。また、腰痛や肩こりに使う「湿布」も少なく、クリームやスプレータイプの鎮痛剤で代用されます。 さらに注意したいのが用量の違いです。生活習慣病の薬など、日本では5mgで処方されていたものが、タイでは最低用量が10mgからというケースもあります。自己判断で購入せず、必ず薬剤師に日本の処方内容を伝えて相談しましょう。


漢方薬から専門機器まで、幅広いニーズに対応

ブレズ薬局では、日本人に馴染み深い漢方薬も人気です。風邪のひきはじめに効く「葛根湯」や、肥満症·便秘改善の「防風通聖散」、更年期障害や冷え性に用いられる「加味逍遙散」など、体質改善や未病対策として求める方が多いとのこと。
クリニック併設とデリバリーで、医療アクセスを向上


さらに、ブレズ薬局では内科総合クリニック「ブレズクリニック」も併設。薬局の薬剤師が「これは医師の診察が必要」と判断した場合には、その場で医療機関へスムーズに連携できる体制が整っています。クリニックでは総合内科診療のほか、ワークパーミット用の健康診断書発行(最短15分)、各種予防接種、ビタミン点滴、オンライン診療まで幅広く対応。薬局を「かかりつけ」として利用することで、軽微な相談から専門的な医療まで、一貫したサポートが受けられます。 タイ国内であれば、どこへでも商品の配達サービスも展開しており、バンコク郊外にお住まいの方でもメールやLINEで注文が可能です。 今回の取材を通じ、タイの薬局は単なる「薬を買う場所」ではなく、「日々の健康を守り、いざという時に頼れる生活のインフラ」であることが分かりました。皆さんもご自宅や職場の近くに信頼できる薬局を見つけておくことで、タイでのロングステイがより一層、安全で心豊かなものになるはずです。

取材場所 ブレズ漢方薬局ソイ33/1店  取材協力 吉田様

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